赤木Y&K設計室赤木Y&K設計室

‘今までのおしごと’ カテゴリの記事

【土浦市 Mさんのおうち】  (1994年4月完成)

ニューハウスMOOK No.29 「すみよい住まい130集」 (1995) に掲載されました。


 ↑ クリックすると記事が大きくなります ↑

…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・

家族構成: 建主 + 子供2人
延床面積: 113.02㎡ (34.19坪)
構造: 木造2階建

持ち家具を無駄にしない経済的な収納計画

Mさんは手持ちの家具をいかすことを希望していたので、
家具を採寸してから収納計画が立てられました。
居間・食堂にある天井高の収納には家具が収められ、
衣類はほとんどすべて2階クロゼットにタンスごと収納されています。
また、階段まわりはくまなく収納がつくられ、
玄関に近いところは外で使うものやコート、上着の収納、
上り口に近いところは外から使える低い収納となっています。
(→ 留守中の配達物はここに入れてもらいます。)

Mさんのおうちのポイント☆   …………・…………・…………・…………・…………・

老後の危険個所 小さな段差をなくしました
明らかな段差には自然と注意が向きますが、
ちょっとした段差はかえって危険です。
足腰や視力が弱っても安全に暮らすためには、
家の中で敷居などの小さな段差をなくすことも対策のひとつです。
「そうなってから」ではなく、初めから対策を。
…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・

(以上、ニューハウス「すみよい住まい130集」 実生活に即した収納自慢の家 の記事から抜粋)

Keywords: 収納計画 収納自慢 外部 郵便物入れ 外部 配達物受け

【つくば市 Tさんのおうち】  (1994年4月完成)

家づくりマガジン 「ニューハウス」 Vol.41 No.474 (1995年3月) に掲載されました。

からだによい省エネ住宅
OMソーラーの熱効率を上げた シンプルなフォルムの家


 ↑ クリックすると記事が大きくなります ↑

…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・

家族構成: 夫婦+子供1人
1階面積: 58.43㎡ (17.68坪)
2階面積: 59.25㎡ (17.92坪)
延床面積: 117.68㎡ (35.60坪)
工事費: 2448万円
構造: 木造2階建

階段室の曲線で外観を特徴づける

 旧商店街の南北に長い敷地で、かつては道路に面した北側で家具店を営み、
南側に住居を構えていたT家。
その店舗部分を壊して新築したのがこの若夫婦の住居、
そして旧住居は改装して親夫婦がそのまま住んでいます。

 それまでは東京で暮らし、お正月などに戻ってくるという生活をしていたTさん夫妻は、
寒い地域なのでとにかく暖かい家を希望。
最初からOMソーラーを使ってほしいということだったのです。
そのほかには、デザインとしてどこかに丸い部分を取り入れてほしいということ、
できるだけ物を置かずに、スッキリと生活したい、というような希望を挙げられたそうです。
それに対して、建主のライフスタイルを重視し、シンプルで、ゆとりと落ち着きのある空間を
目指して家がつくられました。

 まず、OMソーラーの熱効率をよくするためにシンプルな形にし、
建物全体をひとつの空間として暖めるようにしました。
その際、玄関ホールだけは独立させ、北国のように風除室的性格を求めるという
発想がなされています。
曲線のデザインは、階段室に取り入れられました。
階段室は道路に面した北側にありますので、建物の外観を奇抜にせずに、
うまく特徴づけています。
また、キッチンを中心として、家事動線に無駄がないように計画。
洗濯や炊事などの仕事が、建物1階の東半分で納まるようになっています。

 2階には、ホールに読書コーナーを設け、夫婦寝室にはウォークインクローゼットを
隣接させたり、子供室も将来平等に分割できる配慮がなされるなど、
住む人に優しい家ができました。

 

Tさんちの収納ポイント☆ …………・…………・…………・…………・…………・…………・

収納に、造作ならではの使い勝手を求めました。
 住まいにおける収納は、建築後の住まい方に大きく影響を及ぼします。
「収納をつくったけど、入れるものがなくて空いています」なんてことは、
聞いたことがありません。
大抵の場合、「これでもまだ収納場所が足りなくて・・・」ということがほとんどですから、
容量も(もちろん整理するということも)大切なポイントになりますが、使い勝手も重要です。
せっかく家をつくるのですから、この際、既製の家具にはない使い勝手を造作家具に
求めるのもおススメですし、「わが家」にピッタリの家具をつくることもできます。
…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・

 

省エネ住宅の住み心地  …………・…………・…………・…………・…………・…………・

 このあたりは、冬季になると結構冷え込むことがわかっていましたので、
家を建てるときは、「暖かい家にしたい」というのが絶対的な条件でした。
それで、OMソーラーを使うことも、最初から予定に入っていました。
建設時のイニシャルコストは多少かかりますが、ランニングコストは安くすみますので
結果的には安上がりだと思いますし、地球にもやさしいシステムなので気に入っています。
もちろん、家中が暖かく、暖房器具を置く必要もないので室内がすっきりして広びろと使え、
小さい子供がいても心配いりません。
快適に生活しています。
 …………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・…………・

(以上、「ニューハウス」 からだに良い省エネ住宅 の記事より抜粋)

Keywords: 省エネ住宅 OMソーラー 収納 工夫 ポイント 造作収納 造作家具

赤木Y&K設計室 [yuko-akagi@nifty.com]
〒300-1152 茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷1343-85
TEL: 029-842-3027 FAX: 029-842-6601